2018.04.03
現場探検記「床上げ」〜南茨木新装美容室様にて〜
はじめまして、設計デザイン室の乾です。
立派なデザイナーになることと、コスモデザインのアイドルの二足のわらじを履きこなすべく、日々精進しております。
よろしくお願いします♪
桜の花もちらほらと散りつつある季節になってきましたね。
さて、今回は南茨木にて工事中の美容室「TINO」様より、「床上げ」の模様をお伝えいたします。
近頃の美容室では、ヘッドスパメニューが一般化していますね。
その関係もあり、美容師さんがお客さんの背後に立たれて施術をされる「バックシャンプースタイル」が主流になってきました。
またバックシャンプーでは座面がフルリクライニングになるタイプのものも多く、癒し~!なシャンプー体験ができちゃいます。
そんな癒しのシャンプー体験ができるお店作りのための下準備、それが「床上げ」なのです。
バックシャンプータイプのシャンプー機器は、給排水のための配管設備が床下を通っているものがほとんどです。
そのため、(テナントの状態にもよりますが)配管のスペースを設けるために、シャンプー周りの床の高さを15センチから20センチほど上げるのが一般的な工法です。
こちらは現在工事中の「TINO」様。
先日、配管のための「床上げ」を行いました。
これは「プラ木レン(ぷらもくれん)」。
タイルなどの床材や、コンパネと呼ばれる、分厚い板材をまるごと支えて必要な分だけ床の高さを持ち上げる、縁の下の力持ちくんです。
先に張り巡らされた配管の位置と調整を重ねながら、床を持ち上げるだけの十分な強度が取れるピッチにプラ木を配置して、ボンドとビスで固定!
ピッチ調整のための仮置きの様子です。
なんだかキノコやお花がぽつぽつと生えているみたいで、ちょっと愛嬌のある景色です。
貼り上がりはこんな感じ。
このプラ木設置の一連の作業は大工さん用語で「田植え」と言うそうです。
農家生まれの私は、ちょっぴり田舎が懐かしくなってホッコリ。
ちなみに「稲刈り」なる用語はないそうです。ションボリ。
気づけば現場のそばでも桜ふぶきを見かけるようになりました。
さあ、お引き渡しまであともう少し!竣工も、癒しのシャンプー体験も、お楽しみに♪
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