2025.06.12
茨木市「かわの歯科」様 グレード感と機能美を両立した内装デザイン
茨木市に新たに開業された「かわの歯科」様の内装を手がけさせていただきました。
設計にあたっては、患者様に安心感を与える清潔で上質な空間であること、そしてスタッフの皆さまが効率的に動ける機能性の両立を重視しました。
受付カウンター|スタッコ風仕上げが印象的なファーストコンタクト
エントランスを入ってすぐに目に入る受付カウンターは、壁面からカウンターにかけてスタッコ風の塗り仕上げを採用。
マットな質感が特徴で、空間に落ち着きと品の良さをもたらしています。
間接照明による陰影が美しい素材感を際立たせ、クリニック全体に洗練されたイメージを演出。
正面にはロゴサインを設置し、ブランドイメージを視覚的にも強く印象づけています。
診療室
診療ユニットやチェアはホワイト×木目のブラウン×ブルーで統一し、知的でクレバーな印象に。
患者様が安心して身を預けられるよう、居心地の良さと清潔感を両立させました。
特診室|グレーのアクセントウォールが生む上質感
特診室の壁面には、柄入りのグレーのクロスを使用。
単調になりがちな診療空間に表情を与えるだけでなく、空間全体に落ち着いた高級感を加えています。
機能性と意匠性を兼ねた設計ポイント
診療室のパーティションには、木枠を組んだガラスを採用しています。
視線の抜けを確保しながら空間をやさしく仕切る設計で、開放感とプライバシーのバランスが取れた設計になっています。
また、通路部分には床材の色を切り替えることで、視覚的に動線を明確に。
患者様にとっても自然と進む方向が分かりやすく、動線計画の一環として機能しています。
消毒準備スペースの工夫|見通しと安心感の両立
診療室と消毒準備スペースを隔てる壁面にはスリットを設け、スタッフが作業を行いながらでも診療室の様子を確認できるように設計しています。
この工夫により、患者様にとっては安心感につながり、スタッフにとっては効率的な連携をサポートする視認性の高い空間となっています。
外観
既存のガラス扉などを利用しファサードをデザインしました。
上部のFIXガラス部分は、内側の天井内に照明を仕込み、そのまま看板として利用。
外を歩く歩行者からのプライバシーのため、目線部分には磨りガラス調のシートを施工しています。
最後に
「かわの歯科」様の内装は、細部にわたって機能性とデザイン性の両立を追求した空間となりました。
落ち着いたグレートーンを基調にしたことで、安心感と上質さを感じられる歯科医院となりました。
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株式会社コスモデザイン企画
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